こんなはずじゃなかった、から始まった3ワンズの物語

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こんなはずじゃなかった、から始まった3ワンズの物語

この日から3ワンズの生活が始まった。

3番目のわんこ、りぃちゃんを家に連れて帰った日。

帰る道中、私は想像していた。

あねねは少し怖がるかもしれない。
でもあにには興味を示して、匂いを嗅いだり、ワクワクしてくれるかもしれない。

そんな期待を抱いていた。

予想とまったく違った対面

家に着いて、りぃちゃんとの対面。

…え? 思っていたのと違う。

逃げ回るあねねとあにに。
ソファーの後ろに隠れ、呼んでも来ない。

りぃちゃんがぴょんぴょん跳ねながら近づこうとすると、唸って威嚇する。

そんな状況が、数日続いた。

「こんなはずじゃなかった」

2ワンズのために。
(正直に言えば、私自身のためでもある)

迎えた小さな命。

なのに、部屋の隅で震えるあねねとあににを見ていると、

新しいわんこを迎えたことは間違いだったのかもしれない――

そんな思いが頭をよぎった。

ごめんね。
かわいそうな思いさせて。

無邪気なりぃちゃん

一方で、りぃちゃんは無邪気だった。

新しい環境が楽しくて仕方ない。
ケージから出ると、全力で動き回る。

その姿が可愛くて、愛しくて。

だからこそ胸が締めつけられた。

どうしたらいいの。

1週間経っても距離は縮まらない。

自分たちの家だったはずなのに、

あねねとあにには身を潜め、
びくびくしながら生活している。

「時間が経てば大丈夫」

そう信じたかった。

でも、このままずっと変わらなかったらどうしよう。

不安がどんどん膨らんでいった。

先生からのアドバイス

私は、かかりつけの先生に相談した。

先生は言った。

「一緒に“楽しい”経験を重ねましょう。」


そこから始めたのが、

りぃちゃんの近くでおやつを食べさせること。

最初は、おやつを見せても近づいてこない。

少し強引に距離を縮めて、なんとか口にする。

そんな日々を繰り返した。

少しずつ近づく距離

少しずつ。
本当に少しずつ。

3ワンズの距離は縮まっていった。


りぃちゃんが来て、今日で10か月。

今では、ときどき近くで眠る姿を見ることもある。

あの頃は、想像もできなかった光景。


Screenshot

「こんなはずじゃなかった」と思った日から、

ちゃんと、ここまで来た。

時間と、積み重ねと、
そして少しの勇気。

家族になるって、
こういうことなのかもしれない。

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